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ミシン刺繍ブログ

『互換性の検証』 と 『色糸のパレット編集』

2009/08/02

●工業用ソフトなら指定コードのない工業用のデータでも
 ちゃんとした色で開けるの?
●保存するときに自動的にtxtなどのパレットファイルを
 ソフトが作ってくれるの?
●専用のパレットファイルがあるの?
●デコスタジオで作る時はPantoneで作ってから各社の糸に変換するの?

という質問がありましたので、一つずつ検証して行きたいと思います(*^_^*)
●工業用ソフトなら指定コードのない工業用のデータでも
 ちゃんとした色で開けるの?

早速、試してみます。
Free Tilda Download
をお借りして、ファイルを開くと、5種類のファイルが入っていました。

【hus】ハスクバーナのファイル
【jef】ジャノメのファイル
【pes】ブラザーのファイル
【vip】バイキングのファイル
【vp3】バイキングのファイル
【vip】【vp3】は指定コードのない刺繍データーは、
デコスタジオでは不明なファイルとして開くことは出来ませんでした。

そこで、刺繍データーの互換性
で紹介した、「パルス アンバサダー」で、バイキングのファイルを開く事が出来ました♪

「パルス アンバサダー」で開くとこんな感じです。

保存する時は、それぞれの保存方法で保存します。(タジマDSTで保存)

先ほど保存したデーターをデコスタジオで開くと・・・・お顔が真っ青・・・ 
でもデーター自体は問題ありません。

保存方法を、ミシンに応じて、それぞれのバージョンで保存すれば良いので、
開く事には、問題ありませんが・・・色までの保障は有りません。
縫い順を追って、色を変更すれば問題ないと思いますが、ちょっと大変です(><) タジマDSTのデーターで保存すると、真っ青になってしまうので・・・ 今度は、「パルス アンバサダー」で保存する時ハスクHUSのデーターで保存しデコスタジオで開いてみます。 ハスクの刺繍データーと相性が良いようで、お顔が真っ青になりませんでした。
ハスクのデーターで開くとこんな感じになります。

ジャノメのデーターで開くとこんな感じになります。

ブラザーのデーターで開くとこんな感じになります。

開く色の違いを見て判って頂けたでしょうか?
色は違いますが、デザイン自体はほとんど変わっていないのが判ります。
色々、自分の持っている刺繍ソフトに合う方法で、
刺繍ミシンの互換性を上手に使える方法を見つけて行くのが良いと思います。


●保存するときに自動的にtxtなどのパレットファイルを
 ソフトが作ってくれるの?

残念ながら作ってはくれません。
フリーデーターについてくるテキストファイル等は、作者が製作したものだと思います。
作り方は、印刷プレビューを確認しながら色糸の糸順とか必要事項を書いていけば良いと思います。
『ファイル』→『印刷プレビュー』をクリックして開きます。

印刷プレビュー1

印刷プレビュー2

プレビューを見ながらテキストファイルを作っていけば良いと思います。
●専用のパレットファイルがあるの?
●デコスタジオで作る時はPantoneで作ってから各社の糸に変換するの?

という質問ですが、『パレットの編集』で行います。
文章では上手く表現出来ないので、画像入りでレポートします(^^ゞ
1 Wilcom の ストックデーターよりお魚さんを選びます。
右下のパレットの編集をクリックすると「糸チャート」編集画面が現れます。

2 初期設定の『Ackerman Isacord40』という色設定になっていましたので、チェックを外します。

3 『Wilcom』にチェックを入れOKを押すと色が変わります。

4 OKで閉じないで、『変更』→『編集』→『色の作成』をクリックします。

5 『糸編集』のダイアログが現れて、『色の設定』画面で色糸の追加等が出来ます♪

6 専用のパレットファイル (糸)は、この方法で変更して行きます。
色の追加や削除も出来るので問題は無いです。

以上、今回、判った事などをまとめてみました。
まだまだ、判らないことだらけですが、一つずつ理解していくと、
刺繍の仕組みも、だんだん見えてきます。
もし、このレポートで、間違いなどが有りましたら、教えて頂けると嬉しいです。
今回の質問で、沢山の発見や改めて、納得したり確信したりと、少しずつ自信が付きました。
質問をして頂くと、私の勉強にもなりますので嬉しいです。
長いレポート最後まで読んで下さって、有難うございます[#IMAGE|S40#]
※レーザーカットを使用した刺繍や帽子などの特殊な刺繍加工は、今の所、予定が有りません
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コメントの一覧

  1. SECRET: 0
    PASS:
    DSTには指定コーがないので開いたソフトの初期パレットに依存します。ちなみにパルスでもツール→構成→ユーザー設定→糸チャートでパレット初期値は変更できます。もちろんパレット初期値の色も
    一色ごとに変更できます。変更の仕方は画面にデータがある時に
    パレットの色のうえで右クリックしてください。

  2. happy2525mama より:

    SECRET: 0
    PASS:
    DSTは、開いたソフトの初期パレットに依存するのですね☆
    良い事を知りました。予備知識として( ..)φメモします♪
    「パルス アンバサダー」は久しぶりに使用しましたが色糸の変更も簡単に出来るのですね♪色糸の変更方法も教えて下さってありがとうございますm(__)m 
    以前、検索で「ジャノメ・データー」や「ハスク・データー」で検索している方が居ましたが 「パルス アンバサダー」が有れば、どの刺繍ソフトにも対応出来る事も判るし、『デコスタジオ』もどの刺繍ミシンにも対応できるソフトとしてお勧め出来る事も判りました♪
    質問をして下さった方からは「 刺繍データ自体は針の落ち位置のデータだから工業用も家庭用も関係ないんですね。問題は色・・・」という納得の返事も頂けて、私のレポートも少し役に立てた様で良かったです(*^_^*)

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