2012/10/30
マニュアルパンチングに関しては、過去日記にも何回か書きましたので、
『刺しゅうプロ』のカテゴリをクリックして頂くと、
他の参考になるのが見つかるかも知れません。
刺しゅうプロのマニュアルパンチングの基本機能の種類
☆直線ブロック
☆曲線ブロック
☆セミオート直線ブロック
☆走り縫い
☆送り
私 個人的には、セミオート直線ブロックは使いにくいかな・・・
刺しゅうプロのマニュアルによると、下絵が無いと使えないらしいです。
私は、ほとんど使いません。
機能的には、デザインにもよるけど・・・私が良いなと思うのは、
直線ブロックと走り縫い か、曲線ブロックと走り縫い の組み合わせが一番使い易いと思います。
刺繍を作るのは、デザインセンターで作ったデータでも
良いじゃんって思う方も居るかも知れませんが・・・
刺繍データ製作する上での基本は、
マニュアルパンチが上手く出来るようにならないと話になりません。
それぐらい、私にとって刺繍データ製作の重要度を締めています(^▽^)♪
例えば、『A』というフォントを自分で作りたい場合のパンチをして行きます。
作る前にパンチのイメージを作ります。横棒→左斜め→右斜めの順にパンチする。
刺しゅうプロの良い所は、下絵画像の色調整が出来る所かな~♪
好みの画像の濃さに調整します。
縫いスタートは走り縫いでスタートします。
縫い始めに団子が出来やすいので、中に隠します。
123の順番に走ります。
1234 の順番で直線ブロック
123 と走り縫い
123456の順に直線ブロック
123 と走り縫い
1234と直線ブロックでパンチしたら、文字『A』のパンチの出来上がり☆
ブロックパンチの間に走り縫いを入れる理由は、
糸切りを最小限に抑える為です。
走り縫いが無いと、糸切りだらけの刺繍データになってしまいます。
糸きりの回数が多ければ、多いほど、仕上がりが汚くなります。
ミシン刺繍は、上糸と下糸が絡み合って出来ています。
糸きりが多いと、仕上がった刺繍を使っている内に糸がほどけてしまいます。
その危険性を最小限に抑える為に、この技術が必要になります。
色々理由が有りますが、いかに綺麗に仕上げる事が出来るのかは、
刺繍データ製作者の癖や製法にも違いが出てきます。
私にもパンチの癖が有ります(^▽^)♪
色々刺繍データを作っていく内に自分のパンチスタイルが出て来ると思います。
今回ご紹介した方法が一概には正解とは言えません。
刺繍ソフトやデザインの大きさにも大きな違いが有りますし・・・・
大きな刺繍デザインでしたら、
サテン縫いじゃなくて、ベタなタタミ縫いを選択という方法も有ると思うし、
ワッペン仕様にする事も考えられます。
色々ご自分のやりやすい綺麗に仕上がる方法を見つけていくのも
刺繍データ製作の醍醐味だと思います。
マニアックなブログを最後までご覧頂きありがとうございます。
happy2525mama
コメントの一覧
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一番悩む縫い順番ですね
私のペコちゃんが余りにも渡り糸が多いので修正したら、悲惨な事になってしまいました
もう一度はじめから作り直した方が良いかと思っています
本当に難しいです
頑張って直してみます
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mikanpalu 様
縫い順番を理解して、渡り糸の軽減方法を理解し・・・そこから、
だんだん複雑なデザインが出来るようになるまでが一つの大きなステップだと思っています。
これが出来る様になったら、後は、デザインの基礎、応用と次のステップへと成長できると思います。
難しいけど、このステップを登ったら、縫い密度設定、縫い縮み、縫い方向等
刺繍データ製作する上で覚えなくてはいけない事も出てくると思いますが、頑張って下さい。
繰り返し作る事で理解していけると思います。(^▽^)♪
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さっそくのマニュアルパンチのブログ
しっかり読ませていただきました
明日、ためしてみます! ありがとうございました
私はキャラクターのデザインを作ることがおおいのですが
キャラ物に多い黒い輪郭線を付ける場合のデータはどうやってつくっていますか?
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abu様
今回のレポートは基本中の基本で刺繍屋さんが読んだら 『当たり前!!』 と思う事をあえて書きました。
この基本が出来る様になったら、すこしずつ複雑な模様も応用で出来る様になります。
キャラクターデザインの輪郭線も同様で、この基本の応用で作ります。
デザインが複雑なほど難易度が高くなりますが、忠実に基本をマスターしたら出来る様になります。
今日のテーマは決まってしまいましたが、また何かテーマを決めて順番にレポートしたいと思います。